子どものうつ病 医師をかえたいとき

次々と医師がかわると子どもは不安定になります

うつ病は短期間で治療の効果が現れることが少ない病気です。
すぐに改善しないからといって、医師が合わないのではないかと考えるのは早計です。

 

医師が次々とかわるとこどもは不安になり、なにより親と医師の信頼も薄くなる可能性もあります。
できれば長く同じ医師に診てもらい、信頼関係を築くほうが治療のためにはいいのです。

治療は医師との信頼関係が大切

うつ病は時間をかけてじっくり治療します。医師との信頼関係を築けるかどうかが大切になります。
そのために、子どもと医師の相性にも気をかけましょう。
話がしやすいか、子どもと打ち解けているかなどは、回復にも影響してきます。
受診のたびに子どもが緊張しているようでは、ストレスがたまってしまうので、改善が必要になってくるでしょう。

疑問や不満があるときは直接医師に相談

医師について、下に示す「医師を選ぶ基準」の項目にあてはまる場合は、遠慮せず医師に相談しましょう。
相談しても対応に変化がない場合は、セカンドオピニオンをお願いして別の医師を紹介してもらう方法もあります。

 

避けたいのはケンカ別れのようになって通わなくなることです。
医師のところにはこれまでの検査結果や投薬の記録など、治療に関する情報があります。
勝手に医師をかえて新たに受診すると、問診や検査を最初からやり直すことになり、子どもに負担がかかります。
紹介状は必ず書いてもらいましょう。

 

医師を選ぶ基準
  • 治療方針を説明してくれない。
  • 質問にきちんと答えてくれない。
  • 高圧的な態度をとる。
  • 子どもが話しにくいと感じている。
  • 症状に応じて、治療法を変えていない。
  • 薬を飲む理由や効果、副作用について、説明してくれない。

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