休養する時のサポート
親や子供は、学校を休むことに罪悪感を感じたり、焦りを感じたりします。しかし、無理に通学しても症状が悪化するだけです。ここは、休養も治療のひとつとして考えましょう。親も子どもに「休むことは悪いことじゃないよ」と言ってあげましょう。
大人のうつ病は、家にいても行動がほとんど出来ません。けれども、子どものうつ病は「何もできない」ということはほとんどありません。ルールを決めて、遊ばせたり、家の手伝いをさせてもよいでしょう。
しかし、何かに打ち込ませたりするのは、よくありません。習い事や塾も休ませます。気分が晴れるだろうと、激しい運動を続けさせたりするのも、休養にならないので良くありません。また、気分転換にと連れ回すのも良くありません。基本的に家でゆっくりさせたり遊ばせたりして、親はあまり干渉しないで見守るようにしましょう。
回復の段階に合わせて、サポートする内容は変わってきます。参考にしてください。
1:発症、急性期
状態 | まるで心が枯渇しているような状態。この時期は、子供だけでなく、親も不安な時期です。しかし、その親の不安は、子どもをさらに不安にします。気丈に振舞いましょう。 |
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2:回復期
状態 | 体調の回復に伴い、心も回復していきます。「治った」と思いがちですが、まだ精神面は不安です。 |
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3:維持期
状態 | 心がほぼ回復した状態。まだ、フルに授業を受けると疲れてしまうことも多く、症状のぶり返しに注意が必要です。 |
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家族の方へ
うつ病にしてしまったのは私のせいだと悩まないようにしましょう。うつ病は家族の方のせいでなるわけではありません。うつ病を理解し、子どもと良い関係を築きながら、ゆっくり治療していきましょう。
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